Webサイト公開後の肝は保守!見逃せないポイントを解説

Webサイトの制作やリニューアル。完成したWebサイトが公開されることは嬉しいものですよね!

でも「無事公開されたから、とりあえずこのまま放っておこう」・・・というのは実にもったいない考えです。
Webサイトは作って終わりではなく、公開されてからがスタートです。育てていくものです。

そこで今回はWebサイトの保守のメリットと、保守をするときのポイントや注意点をご紹介いたします。

ページの修正・追加・削除


当然Webサイトの掲載内容には、修正・追加・削除が伴います。
最近はCMSを使ったサイトがほとんどなので、軽微な文字修正であれば、自社でも作業可能だと思います。
常に最新の情報を掲載することで、ユーザーへの信頼感につながるだけでなく、SEO面にも好影響があります。

ただし、ちょっと修正するだけ・・・だと思っていたら実は “サイト全体” に影響してくるものがあります。

それはページの追加・削除などです。

ページの増減は、サイトの構造裏の仕組みにも関わる場合があるため、知識のない人が行おうとすると「ページが表示されない」「ページの表示が崩れた」などの事態が発生しかねません。
ヘッダーやフッターのナビゲーション、サイトマップなどの修正、PC表示だけではなくスマホ表示は別途修正が必要だったり・・と意外と影響範囲が広いことが多いものです。

そのため、ページの増減をする場合にはプロに任せるか、自社で対処する前に一度プロに相談する事をおすすめします。

CMSのバージョンアップ


CMSとは「Contents Management System」の略で、WordPressやMovableTypeなどがそれにあたります。

バージョンアップの多くは脆弱性の更新などで、特にWordPressでは頻繁に更新が発生します。バージョンアップ作業そのものは、ボタンをクリックするだけで簡単にできる仕組みとなっているCMSも多いのですが、バージョンアップを行ったことによって、WEBサイトの表示がくずれたり、導入しているプラグインが動かなくなったり、最悪な場合にはWEBサイトが表示されなくなることも珍しくはありません。

CMSのバージョンアップ作業はセキュリティ強化のためにもぜひ行ってほしい項目ですが、互換性の不具合など専門性が伴う要素がありますので、プロに依頼する事が望ましいと言えます。

ブラウザや新しい端末への対応


みなさんは、WEBサイトをみるときにはどんなブラウザを使用されているでしょうか?
Chrome、Safari、Edge、Firefox、Opera、Android・・・など色々ありますよね。

Webサイトは必ず何かしらのブラウザ使って閲覧します。
ブラウザや端末のアップデートの際に、レンダリング(Webページを表示させる形式)方法や標準のフォントが変更された場合、これまでのままでは表示崩れなど不具合が出ることがあります。

アップデートが起きた際にはWebサイトがきちんと表示されるかを確認し、表示が崩れてしまった場合は修正・更新する運用が必要となります。

検証環境の保持


制作時に用意していた検証環境は、継続して残しておくのがベストです。

更新したい内容をページに反映して確認してみると、意図しない表示崩れやエラーなどが発生することはよくあります。
それにもかかわらず、いきなり本番環境で更新作業を実施してこのような意図しない表示になってしまったとき、まずは以前の状態に戻すために調査をしたり、戻す作業に手間どり時間がかかってしまうことがあります。

エラーの後すぐに修正ができれば影響範囲は少ないですが、もとに戻せずにエラーの原因を調査しながら本番環境の更新をしなければならない場合、その間ユーザーは修正中の間違った情報を正しいものとして受け取ってしまうことになります。

「ページの修正・追加・削除」で述べたことと同様、文字だけしか更新していないはずでも、意図せずに他の部分を触ってしまっていることもあり、原因究明にもかなりの時間がかかってしまう、または原因を特定できずにご相談を受けることもよくあります。

また、情報の更新作業だけでなく、バージョンアップや機能改修時にも、まずは検証環境で影響範囲に問題がないかどうかを確認することは必須と言えます。
制作会社とは保守の依頼先が異なる場合でも、検証環境の構築ができるか確認しましょう。

以上のように、Webサイトの保守は、セキュリティやパフォーマンスの向上、コンテンツの更新、ユーザーの満足度、信頼感の向上、コスト削減など、多くのメリットをもたらし、Webサイトの価値を高めるためにも必要不可欠と言えます。

Webサイトの保守管理は自社ではできないの?

Webサイトを運用していると、予期せぬトラブルがしばしば発生します。

Webサイト制作の知識がある社員や、サイトの運用・改善ができる社員が担当者として在籍している場合は、社内での対応も可能でしょう。

社内にそういった担当がいない場合には、Webサイトの保守管理はプロに任せることをおすすめします。

まとめ

Web業界は移り変わりが早く、ブラウザやシステムの仕様変更などが頻繁に起こります。

これらの変更に応じたメンテナンスを怠ると、ページが表示されなくなったり、検索エンジンの表示順位が下がったり、サイト上のシステムが動かなくなる可能性があります。

こうしたリスクを減らすためにも、保守管理はサイト制作会社やWebマーケティング会社など、その業界に強いプロへ任せることをおすすめします。

弊社でWebサイトを制作されたお客様でなくても

  • 制作会社がほったらかしで何もしてくれない
  • 他の業務が忙しくてWebサイトの更新ができない
  • 社内にWebに詳しい担当者がいない

などのお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

 

 

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