新しくなったGoogle アナリティクス 4(GA4)今さら聞けない新機能をご紹介!

こんにちは。エンジニアのMioです!

皆さんアクセス解析をちゃんと活用されていますか?
かく言う私もサイトは作るばかりで、その後の傾向分析は苦手だったりします。

先日、アクセス解析を見直す機会があったので久々にGoogleアナリティクスにログインしてみました。
するとどうでしょう!今までと全く見た目が変わってしまってます!

なるほど。これがGoogle アナリティクス 4(GA4)ですか。

いつも確認していたページビューや離脱率、直帰率などがすぐに見つけられません。

まもなく完全移行されるこのタイミングで、後回しにしてたけどそろそろGA4調べなきゃな・・・とソワソワしてる方もいるかも知れません。
そんな方向けに改めてGA4に関する気づきを軽くご紹介していこうと思います!

まずはじめに

GA4が来て一番嬉しかったこと。

 

 

それは・・・

 

 

イベント計測がデフォルト機能として実装されました(やったーー!!

イベント計測とは?

ここで言うイベントとはリンクのクリック、動画の視聴や広告のスキップ、ページスクロールなどユーザーの行動すべてを指します。

旧Googleアナリティクスでは、セッション(サイトへの訪問数)やページビュー(そのページが開かれた回数)を軸に計測を行っていました。

この計測方法では、例えば1本の動画を最後まで視聴した人と、最初の数十秒を見て離脱してしまった人も同じ「1ページビュー」として計測されてしまいます。

一方、GA4では、ユーザーの行動すべてをイベントとして計測するようになりました。動画の視聴時間や広告のスキップ、離脱クリックなどもイベントとして計測されるのです!

そのため、これまでの計測方法よりユーザーの行動をより詳細に把握できるできるようになりました。

 

具体的にどういうことができるかというと・・・

 

「資料ページのファイルのダウンロード数を調べたい」となったとき

 

これまではサイト側に計測用のコード書いたり、タグマネージャーに面倒な設定をしていたかと思います。

・・・すべて不要になります!!!

もうイベント計測のためにサイト側での面倒な設定は不要です!!!(2回目
(レポート確認のために後述のデータ探索の設定は必要ですのでご注意ください。)

これだけでも、GA4を見る価値大です。

サイト全体を確認できる「レポート」、自由に設定できるがゆえ難しい「データ探索」

喜びは一旦置いておいて、次にGA4全体の構成についてお話します。

GA4には従来と異なり、大きく以下2つのレポート表示が存在します。

レポート

これまでのレポートとほぼ同じような機能になります。 解説サイトで「基本レポート」と呼ばれているのがこれです。
予め用意された表示形式に基づいて、ページビュー数、セッション、利用デバイス、収益などサイト全体の状況をざっくり確認できます。

なお、これまでのレポートとは異なり、特定の条件でユーザーを絞ったデータ表示などはできなくなっています。
代わりに、条件指定した情報はすべて「データ探索」側で確認するようになりました。

データ探索

GA4から新たに追加された機能です! 解説サイトでは「探索レポート」とよく呼ばれています。

いくつもの条件を設定し詳細な分析、レポート表示ができるのが特徴です。

データ探索では自由形式+以下の6つの手法が用意されていますが、基本的には自分で条件を設定し、レポートを作っていく必要があります。

  • コホートデータ探索
  • 目標到達プロセスデータ探索
  • セグメントの重複
  • ユーザーデータ探索
  • 経路データ探索
  • ユーザーのライフタイム

それぞれの特徴は、公式ドキュメントやいろんな解説ブログで詳細が記載されていますのでそちら参考にしてみてください。

公式:[GA4] データ探索ツールを使ってみる
https://support.google.com/analytics/answer/7579450?hl=ja

最初は難しいかもしれませんが、解説サイトやテンプレートを使うと、意外と簡単にそれっぽいものが作れてしまいます! データが壊れたり、消えてしまうことはまずないので、安心して触ってみてください。

ちなみに弊社では自社サイトの分析のために「データ探索」を利用し、いろんな条件でデータが閲覧できるようになっています!

 

今後、サイト全体の状況を確認するときは「レポート」を、特定の行動や属性にマッチした情報を取得したいときは「データ探索」を利用することになります。

消えた直帰率!こんにちはエンゲージメント?

これまでは各ページのセッション数、ページビュー数、離脱率、直帰率やコンバージョン数などの数値を見て、ユーザーの動向や興味があるページなどを分析してきたかと思います。

今回の見直しでも当然のように「離脱率」をチェックしようとします。
するとどこにもそれらしい項目が見当たりません。

代わりに現れたのは「エンゲージメント」。
TwitterなどSNSをやられている方は目にしたことがあるかもしれません。

エンゲージメントとは?

ざっくり説明すると訪問者がページで行うアクション全般を指します。

例えば、一定時間以上継続してその記事を表示していたり、記事を読み終えた後にコメントを残したり、ページ内のリンクをクリックしたりといった行動がエンゲージメントとなります。

 

今までは「離れた人」から、どのコンテンツに興味があるかを推測していましたが、今後は「興味を示した人」がどれだけいるかを確認できるようになりました。

これにより、以前の傾向分析よりも、ユーザーが興味を持つコンテンツをすぐに把握でき、コンテンツ作りに直接役立てられるようになりました!

他にもこんなに新機能が!

AIによる分析情報(インサイト)

トップページに新たに追加された「分析情報」。

分析情報は、異常な変化、新しい傾向、その他のインサイトを表示する機能です。
サイトやアプリに異常が生じた場合や、大きな変化が起きた場合、AIがすぐに教えてくれます!

ただしこれまでの分析データを元に予想されたものなので、すべて鵜呑みにはせず、必要なところだけピックアップして対応していくことが良さそうです。

クロスプラットフォーム分析

複数のプラットフォームやデバイスでのユーザー行動の追跡が可能に!

以前は、アプリを介してウェブサイトに訪れたユーザーが別々のユーザーとしてカウントされていましたが、GA4になってからは、「データストリーム」という概念が導入され、「ウェブサイト」「iOSアプリ」「Androidアプリ」のデータを統合できるようになりました!

さいごに

上記以外にもまだまだGA4のすごいところは盛り沢山です。

プロズデザインではGA4への移行サポートを行っております。
こんなお困りごとありましたらぜひお問い合わせください!

  • 移行案内が来たけれど何をすれば良いのかわからない
  • 移行してみたもののデータ収集がされない
  • レポートのカスタマイズができない

・・・など

また、SEOの内部的なコンサルティングも専門パートナーのご紹介が可能ですので、SEO対策まるっとお願いしたいな・・・という方もまずは一度ご相談ください。

 

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